GWは残雪期の白山

のんさん

2019年05月26日 07:00

4/28

ゴールデンウィーク一発目は
待望の白峰のゲートが解放されたので

平成最後の登山は
残雪期の白山に登りに行ってきました^^



(黒ボコ岩より別山を望む)

SNSでアップされる画像にいずれ行きたいと思ってました^^



去年は、持ってる登山道具では
不安でお見送りでしたが


たまたま、閉店セールで半額で手に入れることが出来ました
自分には過ぎた道具達です^^

厳冬期の登山靴
スポルティバ ネパールEVO GTX
固い靴底と、ホールド感が非常にいいです^^
冷たさ感じないのかなぁと思ってたらはちょっと感じます

アイゼン
グリベル G10 ニューマチック
セミワンタッチで履きやすいです^^

ピッケル
ブラックダイヤモンド
Raven Ice Axe W 70cm

長い方が、杖代わりになっていいのかなぁと思ってたら
ピッケルは短い方が主流なんですね・・・知らんかった
ザックに収納した時、木にひっかる事があるので
ちょっと長いかなぁと感じる長さです

下り時に刺し易い長さだと思ってます^^





積雪がある状態で標高差が1400m
日帰りはちょっと無理かも・・・と頭をよぎります

前日に出発して、甚之助小屋泊にしようか迷ってましたが
駐車場についてみて、先行者は3人と少なく
上空の風は強そうで
この辺でも枝に積もった雪がふわ~と舞う状態

下界と全く違うし(;'∀')

ちょっと荒れ気味だったので、
道迷いの可能性も十分あり

なるべく軽くした状態で
天気が良い翌日の未明出発にして

日帰り登山にする事にしました


別当出合で登山届けを先に提出♪


橋に今シーズンの板が全面張り終えてました

それから
管理の方が駐車場に見えられて
地図読み、ルート取りが出来ないと危険ですよと念を押されました

駐車場には自分だけ・・・
英気を養ってご飯を食らう

夜から、ぼちぼち
駐車場に車が入ってきました^^心細かった


気持ちが流行り、気持ちを抑えつつ
他の登山者を待って
4時30分出発しました 

カントリースキーの方が居ましたね^^
スキーはクトーと言われるアイゼンを装着してました。
初めて見た

それで良く滑らないもんだ~


それと、スキーで歩くルートと
一般登山者ルートは違うんですね
これも新しい発見でした ”ホホ~


雪に埋まって道が見えないため
正式な登山道が分からず

たまに聞いたり
GPSを見て、大きく外れてないから大丈夫って感じで登りました



5時6分 中飯場に到着
トイレ場はまだ閉鎖されたままでした。


アイゼンはこの辺で装着

前日の積雪は思ったより少なく
適度に冷えて踏み抜きは無かったです^^



今、別当覗き辺りかな?
先行者の足跡があまり見えず、
ルートはこの辺?って感じです^^;


先日現れた、管理の方に
「地図読みルート取りとの技術が必要」
と言われたのが納得でした



う~む・・・不安だ



にしてもすごい景色です





出発から2時間
6時32分 甚之助避難小屋に到着しました



雪はまだ屋根までありますが
一週間前からだと60㎝は溶けてるそうです



雪があると、
違う景色に見えるから

また楽し♪


二階から入る避難小屋の中は
思ったより暖かかった^^

そろそろ、小屋泊もしないとなぁ
と最近感じてます


甚之助からは結構な斜面が立ちはだかる ^^;


滑落したらピッケル・・・
ピッケルもこの辺で登場^^;

しばらく直登して左に折れ
ルートは砂防新道、黒ボコ岩を目指します

ずっと斜面に
アイゼンを立てることになるので
足の横っちょが痛くなりました

それと
トレッキングポールが使えないと結構足に来ます



携帯のGPSが精巧でなく、何だか心もとない・・・

ここで直登と表示されますが一尾根違うし
違えそうな感じでした^^;

にしても
十二曲がりまでのトラバースが長く、
傾斜もかなりあって怖かった・・・
ルートもよく分からんし・・・

先行するスキーの方は上の方を歩いてて
ルートを釣られそうになりつつ、アドバイスを聞いて
斜面を下ってから

やっと標識を発見!!



ルートを示す赤旗もまだ無く
標識を発見した時は安心しました

見通しはいいし多少ずれでも
多分大丈夫なんだろうけど・・・
周りに誰も居ないし不安でした


そういえば、あの出っ張り見覚えある
確か十二曲がりの下り切った所です



という事は、ここを登るのか・・・
十二曲がりを直登
雪が締まって歩きやすいとはいえ、結構な傾斜です

・・・・もうクタクタ
だけど気が抜けません

斜面をひたすら、カメの如くヨチヨチ歩き

8:05

誰もおらんから叫んじゃえっ!と

「 うぉぉぉぉーーー! 」

登り切った時の、達成感が半端なかった^^

もうもう・・・全身全霊で休憩タイム

結局このルート一人も後続者が居ませんでした




登りきったら、雪原の弥陀ヶ原

空には幻日環のご褒美

山で見るのは2回目かな~

なるべく楽をしたいので
ここからは、ピッケルを片付けて
トレッキンポールで行きます^^

木道が通っている弥陀ヶ原は
この時期は雪に埋もれて
何処でも歩けちゃいます^^

走り抜ける元気はないですけど爽快w

エコーラインからは
ちらほらと登山者が歩いてました

アレを登れば室堂
もうちょい頑張りましょ~

8:43 室堂に到着

5月から小屋泊が始まるので
営業に向けて、ヘリがひっきりなしに荷物を運んでました^^お疲れ様です

4時間で登り切れるかと思ってたけど
無理でしたね^^;



こちらは冬季避難小屋の入口
5月までは無料で利用できるそうです

こういう目線でこれまで見たことがなかった^^

こんな所にあったんだ



 
(=人=)ぱんぱん☆

何とか無事ここまで来れました
今年もよい景色を、ありがとうございます



 

頂上の御前峰までは

積雪期特有の直登コースになってました
夏道は右回りです

最後のこの登りのきつい事

ちょっとした足のはまりでも耐えられず
休憩せずには居られませんでした


今思えば、やっぱり早出が正解でしたね
遅れて登る方は、足元がはまって辛いでしょうね・・




9:55

やった~~!!

目標通り来られていい達成感に浸ります♪
後ろは大汝山


遠くは立山連峰から、後ろ立山、槍ヶ岳、穂高連邦に続き
乗鞍岳 御嶽山と良く見える日でした^^

いつの間にか山の名前が
多少なりとも、分かるようになってて嬉しかったなぁ


 



 
大汝はまだ真っ白

滅多にない事で誘われましたが
あそこまで歩ける体力がありません^^;

 

水色に見えるのは現地では翠ヶ池かなぁ~と思ってたけど
今見ると油ヶ池かな?

一時間ほど、山頂を満喫して
後ろ髪ひかれつつ下山

おにぎりが軽く凍ってました^^
所々パリパリに固い


帰りはメジャーなエコーランで^^

まだまだ続々と登って来てます
にしても涼しい顔したスキーの方が多くて驚きました。

カントリー用はいい物だと1.2㎏、金具が350gと
案外軽いそうです


振り返って白山

 


南竜山荘が見えてきました

ちょっと降りてくると前日の
雪が溶けて
黄砂が降り積もった色が灰色が目立ってきました



こうやって見ると
別山の雪が灰色に見えますね~
もうちょっと溶けると斑になった雪渓が
ゼブラ模様に見えてまたいいもんです^^




こちらも結構な長い急登が続いてたんですね
たまらず、ピッケルに入れ替え
こりゃ疲れるわ

ただ、踏み跡がしっかりついてて
コースアウトの心配はありません^^


甚之助に戻ってきました
急登はここまで^^



 
登山道は、
ブッシュで服を擦る所もなく歩きやすい道です

13:15
下山完了しました

出発前までは不安でしたが
無事いい山歩きでした^^

来年もまた歩きたいなぁ

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実は、この後も話が続いてて

自宅に帰って
夕方から、目がひりひり・・・目が開けられなくなって
夜には眠れないくらいの痛みに襲われました

眼が開けないと調べることも出来ず
本気で救急車を呼ぼうか迷うほど

失明するのではないかと焦りました

症状は目の日焼け

雪眼炎でした。

雪眼炎(せつがんえん) 雪目(ゆきめ) 紫外線によって起こる表層角膜炎のことです。 紫外線の強い場所、たとえばスキー場、海水浴場、高山などで角膜が直接かつ長時間紫外線に曝露(さらす)された場合に起こります。 また、電気溶接が原因の場合を電気性眼炎といいます。

相当痛かったです

後日は休日だったので、当番院を探し
2時間待ちで何とか診察を受けて

病名とお薬を頂けました

3日ほどですっかり治りましたがホント怖かった^^;
(GW初っ端からこんな事になって嫁の態度も怖かった)

病院の帰り目の麻酔が利いてる内に
慌ててモンベルに立ち寄りサングラスを買いました

PLトレッキンググラス

約一万円
結構高価なんですよね
(この時の嫁の態度も怖かった)

思ったより暗くならず
登山用に、小さく収納できるのはありがたい^^

ってか治ってすぐ
照り返しのある田植えですから^^;





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