マトリクスだよ荒島岳
この時期は毎年恒例になりつつある
氷点下の森のイベントと絡めて
くるみ温泉の予定だったんですが・・・
うぅぅぅ
まさかの・・・・満員御礼
御嶽山の近くの極寒の地
初めて行ったときは、我が家だけだったのに・・・
ブームなのかと腰を抜かしました
さぁて・・・週末キャンプどうしようか
話は変わって2/2は
荒島岳に行ってきました
荒島岳は福井県にある唯一の百名山
標高は1500m辺りで大したことは無さそうですが
一度、秋に登った時
延々と続く急登がしんどすぎて、
こんな修行道
もう二度と行くか!と思ったもんです^^;
あれから道具をそろえて
また来てる・・・
いろんな方の登った写真を見ると、また行きたくなる
山登りって不思議なもんです
登山口の勝原スキー場跡
トイレは冬季閉鎖されていました
出発時点で駐車場は3台
未明は雪がぱらつく中、予報ではお昼以外は
天気が回復の予定でした
登山マップでは、サラッとかんた~んに書いてあるですよね^^;
特に”もちが壁”のところ平坦だから・・・
わたしゃ解ってる!
と気を引き締めて出発でーす
あはは・・・
ゲレンデ跡ってこんなに長かったけ? (;´▽`A``
汗だくになり、レインウェアの下は
モンベルのメリノウールの下着一枚に
実は晴れ間が見れたのはこの後30分くらい
(・人・)チーーン
荒島名物であるトトロの木は
去年の台風21号でなぎ倒されてて無残でした
これまで、たくさんの登山客を見送られて来た老木に
「お役おつかれさま~」と手を合わせてきました
ブナ林の急登は続く
かなりゆっくり歩いてるんだけど
後続も、前方も誰も~居ないというのは
慣れない雪山だと心細い・・・
足跡はだんだん薄くなり
ひとり分しか見えない状態に
気が付けば、一番の急登である
もちが壁は直登コースに差し掛かってました
体感傾斜60度
ワカンでは踏ん張れず
ピッケルを根元まで差し込んで
何とかよじ登って何とかクリア
実は今回が初ピッケル
かなり命預けましたドキドキ
振り返って
余りの急登に帰れんかも・・・と頭をよぎります^^;
ってか暖かくなって
雪崩たら終わりだなぁ・・・と思いました
この後は心の余裕が無くなっちゃって
初めて見る景色が広がっているんですが
足は進まないし、お腹は空くし、周りはホワイトアウト
生で見たかった稜線も全く見えないしで
ただただ、怖いばかり誰も居ないんだもん
写真も面白みのないものばかり・・・
ここでやっと3人の方とすれ違い
気持ちとは裏腹に「お気をつけて~」と軽い挨拶
本心は「ご一緒しませんか」です^^;l
頂上に向けてトボトボと頂上を探して彷徨いました(-_-;)
あ~~っあったよ
このホワイトアウトは
四方八方真っ白の、正にマトリクス状態・・・
雪玉が飛んできたらブリッジ決めましょうか^^;
何処の山だか分かんないような写真だけど
荒島岳頂上お疲れさまでした^^
軽くご飯を食べて、
装備品を脱着したり、もたもたしてたら
速攻で指先が凍り付いて動かなくなっちゃいました^^;
山頂での休憩は面倒でも
冷える前にオーバーグローブを嵌めるとかダウンを着るとかの
防寒対策が大事だと思い知りました
それと、一人だと足跡がすぐに消えちゃうので
ルートが分からなくなります
なので速攻退散
帰りはもちが壁でやっと団体さんに出会えました
やっぱここ登るんですね^^;
しかし・・・
トレッキングポールで挑まれている方が結構いて唖然
滑ったら終わりと思うんですが・・・^^;
実際降りたら
すれ違いする時にピッケルにぶら下がって
足元ぷらーん状態に何度かなりました
正式にはルートは右に少し巻くらしいです
当日はホワイトアウトの為、撤退を決めた人も
多かったようです。^^;
あまり無理してはいけない判断が正しかったのかも
気が付いたら、アイゼンが片方無くなてて
かなり焦りました( ;∀;)ヤバイ
ワカン外した跡に外れてた様です・・・・途中で登り返し~
気の利いた方が
持って降りてきてくれて助かりました(感謝感激)
距離的にも大したことはないんですが
やっぱり荒島岳はしっかりつらい山
ですが、見たかった景色が見れなかったし
また来ますね♪
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